プロローグ


 おばあちゃんの葬式が行われている様を、私はぼんやりと眺めている。
 今は一段落ついたのか、葬式に出席している人たちの結構な数が泣いていたり、目元にハンカチを添えて話をしていた。室内は暖房が効いているせいか、みんなコートを片手に持っている。
 けれども、母さんも姉さんも私の両脇に座っており、会話には加わっていない。父さんなんて急に入った仕事のせいでこの場所にいもしない。
 母さんを見ると、爪を噛んでいた。それは母さんの癖だ。苛々しているとき決まって爪を噛んでいる。
 姉さんは座ったまま目をつぶっている。けれども、背筋は正されており眠っているわけではない。私の着ている紺色のおばさん臭い中学の制服なんかとは異なって、黒色のぴしっとしたスーツを着ており、凛とした雰囲気を出している。
 私も姉さんに習って、目を閉じてから俯いた。
「昨日、夢の中で多恵さんが出てきたわ。きっとお別れに来たのよ」
 などの言葉が囁かれているのを、別段耳を澄ましている訳じゃないけれど聞こえていた。
 それから葬式は終わり、おばあちゃんの遺体は火葬場まで運ばれた。焼き終えたばかりの遺骨はまだ熱を持っているようだ。
 おばあちゃんを火葬している間は、葬式のときとはうってかわり集まった人たちは明るい雰囲気だったのに、火葬が終わり遺骨が出てきたときにはまた親戚の人達が泣き出していた。
 そのため、今の雰囲気にどことなく違和感を感じた私は、


「何で泣いているの?」


 そんなことを言ってしまった。
 その場は一瞬、静まりかえった。視線が全て私に向けられるのを感じる。
 嫌な色だった。何だかべっとりとした黒色でも光沢のある感じだ。私は気持ち悪くなり、身を縮ませた。
 それからぼそぼそと囁かれる言葉は、私を責める言葉ではなく、母さんを非難するものであった。
 もともと父さんがきていないせいで非難がましい声を浴びせられているのに、その雰囲気に上乗せするようなねっとりとした空気だ。雰囲気に耐えられなかったのか母さんは私の前に立ち、思いっきり頬を打った。打たれた場所がじっと熱を持つ。
「なんてこと言うの。この子は……」
 母さんはあんまり頭に来ているのか、それ以上言葉にならないようだ。
 ただ、般若のように目を吊り上げて、口元をわなわなと震わせている。
 その形相が酷く怖く、私はまたぶたれると思い身をすくめた。
 けれど、衝撃は来なかった。姉さんが、振り上げた母さんの手を止めていたからだ。
「母さん」
 姉さんはそれだけしか言わなかったが、母さんは振り上げた手を下ろした。
 ざわつきが一瞬静まってから、姉さんはこちらを向き、膝をかがめて私に視線を合わせる。母さんに似てちょっとだけきつめの顔なのに、全くそんな風に感じない。髪の毛を薄く染めているせいだ。
「ねえ、雛乃はおばあちゃんが死んだのは悲しくないの?」
 そして、そんなことが聞かれた。
 悲しい。
 私は少しだけ考えて、
「……悲しい?」
 そうとしか言いようがなかった。
 すると、姉さんは困ったようにぎこちない笑みを浮かべた。言葉の代わりに、頭を軽く撫でてくれた。
 納骨が終わり、アパートに帰宅した頃には日はすでに暮れていた。姉さんは自分のアパートに戻ったために、母さんと二人だ。姉さんはおばあちゃんの住んでいる一つ隣の県の大学に通っている。
 あの後、囁かれていた言葉が耳から離れない。
 おかしな子。気持ち悪い子。あんなに可愛がって貰っていたのに、なんて酷い子なの。多恵さんも報われないわ。やだやだ。嫌な子ねえ。何考えているんでしょうねえ。人形みたいに可愛い顔しているくせに。
 延々と言われ続けた。わざと私に聞こえるくらいの声の大きさだった。
 まるで呪いの呪文のようだ。一つだと大したことがないくせに、三つ四つと重なっていくにつれ、次第に重みを増していく。そして、その声が地獄の底から生える腕となって私の四肢を捕まえる。そのままどこか別の場所に引きずり込まれてしまいそうだ。
 私はコートだけを脱ぎ、制服姿のまま洗面台の前に立って鏡を睨み付けた。
 そこに映るのは自分の顔。母さんに似た絹糸のような黒髪だけが自慢だ。肌は白いけど、私の場合はやせぎすなため、不健康さだけが浮かび上がる。そして、人形のように感情の乏しい顔。何を思っているのか自分でも読み取りづらい顔だ。
 鏡を睨み付けていて、一分ほどが過ぎたとき、鏡に映る私が優しく笑った。
「こんにちは」
 そして、そんな挨拶をしてきた。



 ――私のワタシ――



 一


 寒い朝だった。空が白くて、太陽が雲に隠れて見えない。
 頬を突き刺すような冷たい空気に震えて、私は学校までの道を歩いた。おばあちゃんが亡くなって三日しか休んでいないのだが、何だか学校に来るのが久しぶりな気がした。
 校庭にはほとんど生徒の姿が見えない。私は始業の時刻まで余裕を持って登校するからだ。
 私が靴箱で手袋を外していたところで、クラスメイトの牧本志野が声をかけてきた。
「お早う。久しぶりだね」
 彼はこちらを向いてにこりと笑った。志野君はそんなに特徴のある顔ではないけれど、どこか他の人よりもゆっくりと時間が流れているような、おっとりとした雰囲気を持っている子だ。
 私も挨拶を返して、
「でも、休日とかを考えると三日間くらいあわないことだってあると思うけど」
 そんな風に答えた。
 志野君とは同じアパートに住んでいるから昔はよく遊んだけれど、今では学校にいる間に少し話せばいいほうで、一緒に登下校なんてしたりはしない。それに、お互い帰宅部だ。だから、別に三日間くらい会わなくても、別に懐かしくも珍しくもないと思う。
「うん、休日の三日間と平日の三日間って何かすごく違う気がする。だって、休日だと会わないことは普通だけど、平日だといつもなら会っているよね。いつもならそこにいるはずの子がいないから変な気がするのかな」
 志野君はマフラーを外しながら真面目な顔で言う。確かにそんなものかもしれない。
「大変だったね。おばあちゃんが亡くなったんだって?」
 私は上履きに履き替えながら、うんとだけ短く頷く。
 それから彼が上履きに履き替えるまで待ってから、私は気になったことを尋ねてみることにした。
「おばあちゃんが死んじゃったら、志野君は泣いちゃう?」
 私の突然の質問に、彼は目を丸くする。
「たぶん、泣くんじゃないかな」
 自分で聞いておいてなんだけれど、この年頃の男の子が泣くなんていうのは、すごい恥ずかしいことなんじゃないかなと思った。
「……やっぱり悲しいから?」
「悲しいからだと思うけど」
 他の子に尋ねても笑い飛ばしてしまいそうなことだけど、同年代の男子に比べると志野君は大人っぽい。そのため、ちゃかすようなことはなく、廊下に立ち止まってからしっかりと考えて答えてくれる。
「僕の周りで誰かが死んだことがないから分からないんだけど、本とか映画で最後に主人公が死んだりすると泣いてしまうことと一緒かなって思う」
「え、本で泣くの?」
 びっくりした。
「……大声で言わないでよ。恥ずかしいから」
 志野君は照れたように人差し指で頬をかきながら、辺りの様子を伺う。まだ時間も登校には早い時刻なため、廊下には私たち以外の姿はない。
「ごめん。びっくりしちゃって」
「でも、そんなに驚くことかなあ。ひなちゃん、本好きなんでしょ」
「本は好きだけど」
「ひなちゃんは本のどんなところが好きなの?」
 改めて問われると、返答に困る質問だ。そんなこと考えたこともない。
 最初に思い浮かんだのは、時間が潰せるからということ。でも、それでは好きという理由にはならない。
「えーと、上手な構成とか、かな。予想もしないしない風に物語が転がったり、全く思いつきもしないことがおこったら凄いなって思う」
「ふーん」
 志野君は首を傾げていた。
「おかしいのかな?」
 何か変なことを言ってしまっただろうか。少しだけ不安な気持ちになってしまう。
「ううん。感心してただけだよ。僕とは違うなあって思って」
「そうなの?」
「うん。僕はどちらかというと登場人物に感情移入しちゃってから物語を楽しむかな。出てくる人の喜びや、哀しみを共感してから、感動したりするんだ」
 私にはよく分からない言葉だった。
 登場人物の心に共感するということは、出てくる人が苦しんでいるときにはそのまま自分も苦しいと言うことだ。私が今まで読んだ本では、登場人物に良いことだけが起こる物語などは少ない。最初から幸せならば、本一冊も物語は必要ないからだ。それならば、本を読んでいる時間は、苦しんでいる時間のほうが長いということなのだろうか。
「変なの」
「かもしれないね」
 そこまで話して私達は教室に向かう。
 私が教室のドアに手をかけたところで志野君が、
「あの、ひなちゃん。すごい寝癖ついてるよ」
 と、言った。
 私は指さされたところに触れてから、赤くなってしまった。
 私は教室にコートと鞄をおいて、そのまま飛び出した。行き先はトイレだ。
 昨夜のことがあったから、鏡なんて見たくなかったが、恥ずかしさと天秤にかけると羞恥心に軍配が上がった。学校の鏡なら大丈夫だと思ったのもあるが、一晩たった今ではあのことは夢だったのではないかと思えてきたのだ。夢は言い過ぎでも、酷いことを言われすぎたせいで少しだけ変になっていたのかもしれない。鏡の中の自分が勝手に動く、ましてや喋るなんてあるはずがない。私は無理矢理にでもそう思いこんだ。
 トイレにある鏡の前に立ってから、ポケットから折りたたみ櫛を取り出していると、
「おはよう」
 と、よく耳に馴染んだ声に挨拶をされた。
 私はポケットに手を突っ込んだままの姿勢で固まってしまう。
 声だけでなく、鏡に映る私は頭を軽く下げていた。当然私は頭など下げていない。
「一体何なの……」
 私は呆然と呟くことしか出来なかった。
 昨夜の親戚達の言葉が蘇る。おかしな子……本当に、自分はおかしな子だったんだ。
 それとも、これはホラー映画か何かなのだろうか。鏡の中の私に私は殺されてしまうのだろうか。鏡の中の世界に引きずり込まれてしまうのだろうか。
 ありえない事柄のせいで、ありえない想像しかすることが出来ない。元々、私はそんなに想像力が豊かなわけじゃないから、つい最近読んだ本をそのまま重ねてしまおうとした。
 蛇口から水滴が一つ落ち、ぴちゃんと音をたてた。空気が澄んでいるせいか、良く響く。
「昨夜も言ったけど、ワタシは私よ。それ以外の何者でもないわ」
 私は返答することが出来ずに鏡の面を指で触れた。気持ちの悪い光景だった。そこに映っているのは私なのに、私の動きをなぞらない。鏡には指紋が残るのに。ひょっとすると、これは鏡なのではなくて、良くできたテレビ画面やスクリーンなんかじゃないのかとまで思った。
「ワタシは雛乃。ワタシはあなたが望んだからここにいる」
 鏡の中の私は、私が何も答えないのに丁寧な口調で私に呼びかける。
 けれども、私には鏡の中に映る自分の言うことが、さっぱりと分からない。私は鏡の中の自分に話して欲しいなんて願ったこと、一度もないはずだ。
「ワタシが何故いるのかは、あなたが一番よく知っているはずよ。だから、良く考えておいて」
 鏡の中の私がまだ何かを言おうとしたが、トイレのドアが開くのと同時に、口をそのまま閉じてしまった。まるで私の他に、別の生徒がトイレに入ってきたことに反応したようだった。
 入ってきたのは隣のクラスの子だった。話したこともない私に睨み付けられて驚いたのか、足を一歩だけ踏み入れた姿勢のままになっている。
 私は特に何も言わず鏡に視線を戻すが、鏡の中の私が勝手に口を開くことはなかった。
 一体どれくらいの間私はそうしていたのか、始業を告げるチャイムの音がやけに遠くに聞こえていた。


「ただいま」
 アパートに帰り、挨拶をしても返事はない。
 けれども、居間のほうからテレビの音が聞こえてくることから、母さんがいるのは分かることで、私は人知れずため息をついた。
 一応、居間のほうを覗くと、テレビをつけっぱなしのまま、母さんは爪を噛みながら何かの雑誌を読んでいた。
「おかえり」
 母さんはそう答えただけで、私のほうを向きもしない。
 きっと、今日も父さんは夜遅いのだろう。
 こんな時の母さんに近づいてもろくなことがない。母さんは、隠しているつもりだろうけれど、私はそこまで子供ではない。父さんの夜が遅い理由なんて簡単に分かる。会社の仕事なんて嘘で、母さんとは別の女の人をつくっているのだ。母さんも気付いているだろうに、プライドの高さ故かそのことについて口にしない。母さんが口にしない以上、私は気付いていないふりをしなければならない。
 私は鞄を自分の部屋に置いて、図書館で借りた本を片手に洗面所へと行く。
「あの……」
「お帰りなさい」
 鏡の中の私は、ぺこりとお辞儀をしてみせる。
 もちろんだが、私はただ鏡の前に立っているだけで、そんな動作はしていない。
 けれども、三度目となるとさすがに慣れてしまうのか、幾分驚きは少なかった。
「その本を読んだのね」
 その言葉に私はこくんと頷く。
 私が手に持っている本は、解離性同一障害、以前は多重人格と呼ばれる病名について記されたものだ。私の中にある、私とは別の雛乃がいる。考えてみるとこれほどぴったりな病気は他にないような気がしたのだ。
「私は多重人格になっちゃったの?」
「それに近いものだと思うわ」
「でも私。そんなに酷い目にあってない」
 本を読んで分かったことだが、人格が分離することの原因の八割以上が幼い頃の虐待、それも性的なものが多いらしい。
 確かに幼い頃、母さんに叩かれたりしたことはあるが、そこまで酷いものではなかった。図書館で本を借りるとき、ついでに置かれているパソコンで、調べて解離性同一障害の人が書いているサイトを覗いてみた。ただただ呪いの言葉が綴られていた。それらの言葉しか知らないかのように殴り書きされていた。字面から怨念のようなものが確かに感じられた。自分がされたことと比べるべきもなかった。
 朝、志野君が言っていたように、書かれている文章を自分に重ねてみた。
 酷かった。ハンマーで頭をかち割られても、こんな苦しい思いは出来ないんじゃないかと思った。全身の鳥肌がたって、空気の冷たさとは別の悪寒が体の中から漏れている気がした。
 駄目だった。書かれている内容の半分も読めずに、そのページを閉じた。
 もしも私が"彼女"と同じ立場だったなら(彼かもしれなけど)、恐らく……いや、絶対に耐えられない。生きていたいだなんてとても思うことが出来ない。ここまで強くなんて生きることは出来ない。
 こんなことのどこが楽しいことなのだろうか。まるで絶壁の上に立たされている気分だ。私は高いところが大嫌いだ。十メートル以上の高さで、手すりのないところだと、一歩も動けなくなってしまう。もしも、下を見てしまったら気を失って、そのまま吸い込まれるように落ちてしまうだろう。
 それもこれも、幼稚園くらいの時に、滑り台のてっぺんから突き落とされたことが原因だ。冗談だったのか、本気だったのか。どちらにせよ、突き落とされる瞬間に見た、相手の歪んだ形の唇が忘れることが出来ないし、その時に出来た足の傷も未だに残っている。
 それはともかくとして、八つ当たり気味に志野君へと腹を立て、もう二度と感情を移入させて読んだりするものかと誓った。
 そして、ごめんなさい、と誰にともなく私は謝罪の言葉を発した。
「ちょっとだけ違うかもね」
 鏡の中の私は、そんな私の考えを否定した。
「私は幼少時の辛い経験から起こる解離から生まれたわけじゃなくて、ペルソナが具体化したものに近いわ」
「ペルソナ?」
 聞いたことのない言葉だった。
「相手が誰なのか、どういう状況かによって、人が使い分ける顔みたいなものね。先生と話しているときと、友達と話をしているときでは態度が変わってくるでしょ。それは、外面だけじゃなくて、内面でも考え方が違うはずよね。友達だとリラックスしてたりとか。そうやって、使い分ける自分の内面の人格のことをペルソナっていうの」
「そうなんだ」
「ねえ、雛乃。おばあちゃんの葬式の最中に言われた言葉を思い出してみて」
 私は唇を噛んだ。鏡の中の私は、その反応で満足だったのか説明を進める。
「あなたは、人に対して顔を使い分けるのがとても下手だわ。それは、雛乃自身が一番自覚しているでしょう?」
「うん」
 私は素直に頷いた。
 私の胸の中にはいつも、姉さんのように振る舞えたら、という感情が渦巻いている。
 姉さんは完璧だ。人から怒られる姿なんて想像出来ないし、いつも堂々と胸をはっている。大学のお金も奨学金とバイト代で払っているし、大声を上げて怒ったりもしない。
 それに比べて私は酷い。私は姉さんみたいにはなれない。いつも可愛げがないとしか言われない。
 おばあちゃんのことにしてもそうだ。優しくされた思い出も、頭をそっと撫でてくれた感触も決して忘れていないのに、悲しいとは思えない。涙なんか流せないし、自分の内側が、そんなものよ、と言っているように思えてしまう。
 おばあちゃんが死んだら悲しんで泣きたいのに。志野君のように、物語に感動してみたいのに。
「雛乃」
 私の声が私を呼ぶ。
 鏡の中の私は優しく笑っていた。私がしたことのないような笑みだった。私がする可愛げがなく、ぎこちない笑みとは違う。
「あの……」
「何かしら?」
「あなたのこと、私はなんて呼べばいいかな?」
「ワタシのこと? そうねえ、ひなちゃんって呼んでくれるかしら」
「嫌よ。自分で自分の名前を呼ぶなんて、何か恥ずかしい」
「冗談よ」
 そう言ってくすくすと彼女は笑う。
「でも、何でもいいわ。雛乃の好きに呼んでくれれば」
「……じゃあ私もあなたのことは、雛乃って呼ぶことにする」
 彼女は私の名前を呼んでいるのに、私だけ別の名前で彼女を呼ぶのは変な気がしてしまい結局そう呼ぶことにした。
 この時、私はもうワタシの存在というのをほとんど認めていた。彼女が嫌で嫌で仕方のないヤツだったら別だったろうけれど、彼女は決してそんなことはない。それに、ワタシは姉さんに似た笑い方をする。それが、嫌じゃなかった。


 その日、姉さんからメールが来た。
 雛乃はどうしてる、と書かれていた。
 私は、元気だよ、とだけ書いて返信した。

      

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